「オルセーのナビ派展」三菱一号館美術館

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こんにちは、鶴女です。

少し前の話題になってしまいますが、三菱一号館美術館で開催中の「オルセーのナビ派展」に行ってきました。キャッチフレーズは“美の預言者たちーささやきとざわめき”。

美術館の外観はこんな感じです。中庭側に入口があります。

こちらは出口側。道路に面したほうです。


夜間公開時に行ったのでちょっと暗い画像ですが、落ち着いた煉瓦風の外観が、東京とは思えないような雰囲気です。美術館のホームページによれば、1894年に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されたクイーン・アン様式の建物だそうで、老朽化のため1968年に解体されたのちに40年経た後に復元され、2010年に美術館として開館したのだそうです。中は細かく部屋割りしてあり、美術館にしては変わったレイアウトだなあと思ったのですが、元々洋風事務所建築であったのを、そのまま再現して美術館にしたようですね。

各展示室はこじんまりしていて、暖炉を模したインテリアがあったりで、くつろいだ雰囲気の中で部屋から部屋へ渡り歩きながら絵を鑑賞するというのが、この美術館の特徴でしょうか。

ナビ派とは?

そもそも「ナビ」は預言者という意味で、ゴーガン(ゴーギャン)に影響を受けた画家たちが彼を預言者と見立てて、新たな表現をめざしたのだそう。それじゃあ、彼らが目指した表現とは何かというと、

近代都市生活の諸相を平坦フラットな色の面で表す装飾性と、目に見えないものを描く内面性――日常と神秘をあわせ持つナビ派の芸術は、一見控えめで洗練された画面のうちに、20世紀美術を予兆する静かな革新性を秘めています。

何やらわかったようなわからないような説明ですが、フラットな色と面というのは絵をみれば一目瞭然です。

ただ、平坦で奥行きの少ない絵は、一歩間違えば退屈な絵になりがち。最初の何枚かの絵を見ながら内心「つまらない・・・」という感想がふつふつと沸いてきてしまいました。それでも目が慣れてくるにつれ、奥行きが無いはずの絵に奥行きが感じられたり、平坦なんだけど何故か見入ってしまう絵の数々に、ナビ派の本領発揮かと感じ入ることに。

動きの無い流れと動きのある流れ

マルグリット・セリュジエの「谷間の風景」という四曲屏風を見て、少し前に根津美術館で見た鈴木其一の六曲一双屏風「夏秋渓流図」を思い出しました。

川が流れ、せせらぎの音まで聞こえてきそうな画にしばし魅入ってしまった覚えがあります。
マルグリットの「谷間の風景」は画の中に川が閉じ込められ、流れず音も聞こえずなのですが、ふっと肩のちからが抜けそうな素朴さが漂っています。きのこがいいアクセントです。

動くグラン・ブーケ


三菱一号館美術館の収蔵作品「グラン・ブーケ」(オディロン・ルドン作)も展示されていました。巨大なパステル画で、絵の劣化を防ぐために照明を落とした暗めの部屋に飾られています。ぱっと見は、無造作に活けられている不思議な形や色の花々と花瓶ですが、じっと眺めていたら花がうねうね動きだし、ちょっとめまいが・・・。思わず目をそむけてしまいました。暗くて狭い部屋なのにイスがいくつか用意されているのは、絵をじっくり眺めたい人のためというより、くらくらしてしまった人のため?
ルドンの友人でパトロンでもあったドムシー男爵の城の食堂に飾ってあったそうですが、これを見ながら食事するのはちょっと勇気がいるなあ。

展覧会で買ったもの

美術館や博物館のミュージアムショップを覗くのも楽しみの一つです。
今回買ったのはこちら。

■「グラン・ブーケ」A4クリアファイル。(600円)

くらくらするといいながら買ってしまいました。
■塗り絵付きボストカード(2枚入り)2枚(各150円)

お好みで色を塗って楽しみたいと思います。

それでは!



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