「祈りのかたち 仏教美術入門」-出光美術館

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出光美術館で開催中の「祈りのかたち 仏教美術入門」を見てきました。

今回の展覧会は、仏教信仰から生み出された仏教美術についての入門編として参考になりました。

帝劇ビル9階にある出光美術館へは、専用エレベーターに乗ります。
ドアのデザインが素敵。

まずは「仏像・経典・仏具」など、祈りにかかせないものの展示から入り、「密教美術」「弥勒・普賢信仰の美術」「浄土教の美術」「禅宗の美術」とそれぞれの宗派による美術を紹介しています。

各作品にすべて解説がついているので、理解も深まります。

ただ、この解説が何故かやや高い位置にあるので、身長163センチの私でも目線が微妙に上になって首が凝りました。もっと小柄な人だと読むもの大変そう。他の美術館や博物館でも、こんなに高い位置にある解説は見たことないような気がします。(館内にアンケートがあったので指摘させていただきました。)

地獄の沙汰も供養次第!?

重文「十王地獄図」鎌倉~南北朝時代の浄土教の作品です。(買った絵葉書より)

十王とは冥府で死者を裁く十人の王のことで、例えば、初七日には秦広王の書類審査があり、四十九日には閻魔大王による裁きの判決が確定し、一周忌には都市王の、三周忌には五道転輪王のそれぞれ再審査があります。

各忌日に合わせて遺族による供養がおこなわれますが、この供養が亡者の決裁に影響するのだとか。供養してもらえる人とそうでない人で決裁に影響ありとは、なんとも不平等なことです。

仙厓義梵

江戸の禅僧で画家でもあった仙厓義梵(せんがい ぎぼん)も多数展示されていました。
「〇△□」という作品があるのですが、どこかで見たようなと思ったら、京都の建仁寺の庭ですね。

京都・奈良の旅(建仁寺・三十三間堂編)
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建仁寺の庭は禅の哲学ですが、仙厓の作品は具体的に何を表しているのかはわからないそうです。見る人に委ねているのでしょうか。(画像はWikipediaより拝借)

館内のこと

最初はあまり冷房が効いていない感じがして、ちょっと暑かったのですが、汗がひくと適度な室温になりました。冷房が苦手な人は何か羽織ったほうがよいかもしれませんが、それほど苦になるような寒さではないです。(最近行った美術館がどこも寒かったので)

ロッカーが無料なのはありがたいです。

ロビーにはセルフサービスのお茶(それぞれホットとアイスで緑茶・ほうじ茶・ウーロン茶)があり、ゆったりソファに座ってお茶を飲みながら皇居外苑の景色が楽しめます。
できれば時間の余裕を持って来場し、作品の余韻にひたりながら窓の外の景色を味わう、というのがよろしいかと。(次回ぜひそうしよう!)

買ったもの

毎度おなじみ絵葉書と、左の2枚は下敷きです。絵柄は東寺が所蔵している国宝「両界曼荼羅図」。左が金剛界、右が胎蔵界になります。日本美術史の授業でも出てきました。
下敷きの裏は各諸尊の名称が書いてあります。なんだか実物を観に行きたくなってしまいました。

出光美術館の次回展覧会は「江戸の琳派芸術」(9/6~11/5)だそうです。
どんな作品が観られるのかな。楽しみです。

それでは!



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