「オットー・ネーベル展」-ザ・ミュージアム

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渋谷のザ・ミュージアムで「オットー・ネーベル展」を見ました。クレー、カンディンスキー、シャガールと同時代の前衛画家です。残念ながら、私はネーベルの名は全然知りませんでした。今回は日本初の回顧展になります。

あまり知られていない前衛画家

1892年にドイツのベルリンで生まれたネーベルは、建築を学んだり演劇学校に通い、第一次世界大戦で兵役についた後、画家になることを決意しました。舞台俳優をやっていた若い頃の写真はすごいイケメン!

1920年代にワイマールのバウハウスでクレー、カンディンスキーと出会い、大きな影響を受けたそうです。1933年に、ナチスの前衛芸術の弾圧から逃れるため妻と共にスイスのベルンへ亡命。同じくクレー夫妻も亡命。互いに支えあいながら創作活動を続け、1936年から15年間、カンディンスキーの尽力でニューヨークのグッゲンハイム財団のサポートを受けることに。

スイスは移民政策をとっていなかったため、スイス国籍が取得できたのは移住してから20年以上後のことですが、ネーベルは後半生をずっとスイスのベルンで過ごします。
1971年に、ベルンに「オットー・ネーベル財団」が設立されています。

困難な時代背景の中、ネーベルの作品は思いのほか悲壮さを感じません。むしろ、現実の厳しさの中でも、ネーベルの心の中はポジティブでどこか楽観的な部分があったのかもしれません。そうした内面が、創作の中にも現れているような気がしました。

建築・音楽・近東 それぞれの光と形

私が気に入った作品はまず「大聖堂とカテドラル」と題された一角。縦に長い柱の奥の広がる空間が印象的です。光の見え方を色に置き換えて表現したのだとか。

この作品は「高い壁龕(へきがん)」(買った絵葉書より)
実物は色の美しさと何層に塗られた色にほれぼれしてしまいます。

音楽的な表現の作品もありました。
こちらは「コン・テネレッツア」。(買った絵はがきより)音楽用語で柔らかみを持ってとか優しくとかいう意味です。個人的には「グラン・グスト」(味わい豊かに・大らかに)のほうがしっくりきますが。

他にも「浮き上がるように」「かなり楽しく」とか、「青い動き」なんていう作品もありました。音楽と前衛絵画は相性が良いですね。ネーベルは自らをオーケストラの指揮者になぞらえて創作したのだそうです。

展覧会の中で一番気に入った作品「近東シリーズよりイスタンブールⅣ」。(買った絵葉書より)ヨーロッパの異国趣味的な部分もありますが、イスタンブールの色彩ってこうだな、と思わせる作品です。実物は青の色が美しいです。

カラーアトラス(色彩地図帳)

1931年に3か月間をイタリアで過ごしたそうです。イタリアはネーベルを大いに魅了したようで、各都市の個性を色彩で表現しました。それがカラーアトラスです。

例えばこれは「ナポリ」

これは「ポンペイ」です。

イタリアの光や都市を、色と形に置き換えて表現していきます。展覧会でも「カラー・アトラス」の実物が展示されていますが、見られるのは2ページだけです。そのかわり、すぐ近くで全ページが動画で紹介されていました。ネーベルの色彩感覚に思わず見入ってしまいます。

買ったもの

グッズ売り場も華やかな色彩にあふれていました。

こちらは定番のA4ファイル。表と裏がそれぞれカラーアトラスになっています。

清澄白河にあるTEAPONDが、ネーベル、シャガール、カンディンスキー、クレーの4人をイメージしたフレーバーを選んで販売していました。
私はクレーとカンディンスキーをチョイス。

それぞれ、こんなフレーバーになっていて、一袋にティーバッグが2つ入っています。早速バニラムーンを淹れてみましたが、紅茶とウーロン茶のブレンドの中にうっとりするようなバニラの甘い香りがとても美味しかったです。次はミルクティにしてみよう♪

これらのフレーバーはTEAPONDのサイトのネットショップでも買えるようです。
「バニラムーン」はこちら
「香りの庭」はこちら

おまけ

渋谷Bunkamuraの入口ちかくの天井。美しいクリスマスデコレーションです。

さすがにセンスが良いです♪

こちらは渋谷東急本店前のクリスマスツリー。ゴージャスで美しいツリーです。

それでは!



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