秋の奈良の旅2『東大寺・正倉院外構・東大寺ミュージアム』

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前回の記事からちょっと(ずいぶん?)あいてしまいましたが、奈良の旅の続きです。
無事に正倉院展の宝物も鑑賞できたので、これから東大寺と正倉院外構を見に行きます。
正倉院展の記事はこちらから。

秋の奈良の旅1『第69回正倉院展―奈良国立博物館』
昨日の「国宝展」に続き、本日は「正倉院展」です。奈良国博は春の「快慶展」以来ですが、春は体調もいまいちだったので、快慶展と興福寺の阿修羅像を見て早々に東京に...

雨が降り続く中でも人が絶えない東大寺参道。

参道をまっすぐ進むと、国宝建造物でもある東大寺南大門が見えてきます。天平時代に創建して平安時代に大風で倒壊。現在の門は鎌倉時代、東大寺を復興した重源上人が再建したものです。画像では小さく見えてしまっていますが、高さ26メートルの堂々たる大きさを誇ります。

そして南大門といったら、なんといっても国宝「金剛力士像(仁王像)」を見なくては!
1203年(建仁3年)に、運慶・湛慶・快慶・定覚の4人の大仏師とその下に16人の小仏師を配して造像されました。運慶が全体統括をしたと言われています。

その作風から、吽行(うんぎょう)像を運慶・湛慶が、阿形(あぎょう)像を快慶・定覚が造仏したというのが通説でしたが、1988年(昭和63年)から5年かけて行われた解体修理の際に発見された吽行(うんぎょう)像の納入物に、大仏師として「定覚」「湛慶」の名がありました。そして阿形(あぎょう)像の納入物には大仏師として「法眼運慶」「安阿弥陀仏」(快慶)の名前が。

恐らく、運慶はベテランの快慶にかなりの部分をまかせたのではとも言われています。そういう目で見ると、阿形(あぎょう)像は口を大きく開けた憤怒の形相の中にも、どこか端正さを感じるような気がします。

こちらの画像は阿形(あぎょう)像。

運慶はむしろ、吽行(うんぎょう)像のほうをより指揮したのかもしれません。今にも枠からはみ出そうな勢いがあります

こちらは吽行(うんぎょう)像。

金剛力士を堪能して、さらに進みます。こちらは途中にある鏡池。弁財天が祀られています。

そして中門。無料で見学できるのはここまでです。せっかくなので大仏殿も見ようと思い、東大寺ミュージアムとの共通券を買いました。

中に入らずに正倉院外構だけ行く場合は、このまま左方向に進み最初の角を右に曲がって、塀に沿って歩いて行きます。塀が途切れたところで少し左側のほうにさらにまっすぐ進む道があり、ほとんど突き当りまで行きます。ちょうど正倉院を囲む塀に着くはずです。

こちらは国宝指定されている大仏殿。創建から2度にわたって消失し、現在の大仏殿は江戸時代(1709年完成)に建てられたものです。

大仏様にもお参り。

正倉院外構を見る

大仏殿の塀の外に出て、場所を確認。

さっきの人込みはどこへやら。道を間違えた? と思うような静寂ぶりです。

長池の横を通って左に曲がります。

大仏殿のちょうど後ろに出ました。

そのまままっすぐ歩くと、正倉院の方角を指す案内があります。

静けさの中、気持ちのよい道です。

そして参観者出入り口に着きました。

中を歩いていくと、見えました。正倉院外構です。建築時期は確定していませんが、天平宝字3年(759)3月以前に建てられていたことは確実のようです。よくぞ今まで無事でいてくれたものです。元々は東大寺の正倉(倉庫)であったのをその収納物の重要性から明治時代に政府の管轄下になり、現在は宮内庁が管理しています(国宝)。収納されていた宝物は、空調完備の別の倉庫に移してあるので、中は空っぽだそうです。

外構全景。残念ながらあまり近くまでは行けません。できれば建物の隅々まで直接見てみたいものです。

北倉と南倉は三角の木を組んだ校倉造りになっています。

正倉院外構は、正倉院展の会期中は土日でも公開されています。行事などで公開されない日もあるので、見に行く場合はこちらのサイトでチェックしてください。(宮内庁のホームページです)

帰り道、中門まで来てようやく人込みが戻ってきました。

東大寺ミュージアムで至福の仏像鑑賞

お次は東大寺ミュージアムへ。仏像や古文書や絵画など、実に充実したラインナップです。時間がありましたら、ぜひ観ることをおススメします。さすが東大寺! というお宝が満載です。夕方になってしまったのでちょっと駆け足気味で見たのですが、もっとゆっくりしたかった!

ミュージアムショップで、図録と金剛力士クリアファイルとしおりを購入。

もう少し、奈良の旅は続きます。



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