「光琳と乾山」-根津美術館

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尾形光琳の「燕子花図」を見に、根津美術館に行ってきました。
ちょうど庭園のカキツバタも見ごろで美しく、両方の「花」を愛でに来た人達で賑わっていました。今回の展覧会は兄・光琳と弟・乾山という兄弟がそれぞれ影響しあった芸術の世界を披露しています。個人的には、乾山は兄を師とも思っていたそうだけどきっと互いに密かにライバル視していたはずだよね~という勝手な妄想を楽しんでいました(^^;

室内の燕子花

尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」は1701年頃、光琳が44歳あたりの作品です。昨年の春はこの絵と鈴木其一「夏秋渓流図屏風」の両方の展示(特別展「燕子花図と夏秋渓流図」)があり、琳派好きには至福の空間でした。昨年秋の京都国立博物館での「国宝展」では、103年ぶりの里帰りとして話題にもなっていましたが、この時は2週間ほどの展示だったので、私が行った時は見られませんでした。

「伊勢物語」第九段の東下りの中で燕子花の名所である八ッ橋で詠じられた和歌がモチーフとなっていますが、八ッ橋なんてどこにも描かれていないし、「伊勢物語」を知らないとただ美しい燕子花の絵になってしまうのです。「源氏物語」と「伊勢物語」は日本の絵を観るには欠かせない知識だなあというのをこの後見に行った東博「名作誕生-つながる日本美術」でもしみじみと感じました。でも「源氏」は面白いけど、「伊勢」はいまいち内容がつかめないんですよね・・・。

「燕子花図屏風」部分を抜粋 画像は買ったポストカードより

焼き物は、土偶や土器以外は見てもあまりピンとこないのですが、この雪舟風の絵は熱心に見てしまいました。画を光琳が描き、器は乾山が造ったという兄弟合作品です。光琳は江戸滞在中にさる大名屋敷で雪舟の絵を一日に5~7幅ずつ見て模写していたとか。その影響が色濃くでているのかもしれません。光琳の描いた雪舟スタイルというところでしょうか。

「銹絵楼閣山水図四方火入」 画像は買ったポストカードより

庭園のカキツバタ

じっくりと花を愛でるには、天気が良すぎて暑くて眩しかったのが残念でしたが、見頃の燕子花が美しかったです。

こちらは角度を変えて。

ちょっと離れたところから。木陰に入るとホッとしてしまいます。

美術館入口の通路。ひんやりしっとりした雰囲気が好きです。

またまた会期終わり間近の展覧会の紹介になってしまって恐縮です。週末は晴れるそうなので、この機会に国宝見物などいかがでしょうか。

それでは!

毎年2月~3月上旬にかけて公開されるMOA美術館所蔵の光琳「紅白梅図屏風」。毎年見に行きたいと思いながら、結局今年も行かずじまいに。来年こそは行くぞ! と今から気合を入れています(^-^;


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