春・夏とスクーリングもひと段落したので、このへんで日大通教と法政通教の「スクーリング」の違いなど書いてみようと思います。
<外濠校舎4階から下を見たところ>
スクーリングの開講頻度
法政通教に比べて、日大通教のほうがスクーリング開講数は多いです。
東京開催のスクーリングだけをピックアップして比較してみると下の表のような感じです。
(日大通教は昨年度実績ですが、今年度も大きく変わることは無いと思いますのでご容赦を。)
開講月 | 法政通教(2017年度) | 日大通教(2016年度) |
4月 | 春夜間(4/7-7/22) 6時限 春夜間(4/7-7/22) 7時限 |
春夜間(5/16-7/8) 同一科目で6,7時限 |
5月 | ゴールデンウイーク(5/3-5/5) | 5月1期(4/29-5/1) 5月2期(5/2-5/4) |
6月 | 前期週末(6/25,7/2,9) | 6月期(6/4,5,11,12) 土曜は午後・日曜は終日 |
7月 | 夏期1群(7/24-7/29 ) | 7月期(7/2,3,9,10) 土曜は午後・日曜は終日 夏期1期(7/30-7/31) 保健体育のみ |
8月 | 夏期2群(7/31-8/5)午前 夏期2群(7/31-8/5)午後 夏期2群(7/31-8/5)夜間 夏期3群(8/7-8/9) |
夏期2期(8/3-8/5) 夏期3期(8/6-8/8) 夏期4期(8/10-8/12) 夏期5期(8/13-8/15) 夏期6期(8/17-8/19) |
9月 | 秋夜間(9/16-1/21) 6時限 秋夜間(9/16-1/21) 7時限 |
秋夜間(10/16-12/15) 同一科目で6,7時限 |
10月 | 10月期(10/7,8,14,15) 土曜は午後・日曜は終日 |
|
11月 | 後期週末(11/19,26,12/3) | 11月期(11/18,19,25,26) 土曜は午後・日曜は終日 |
12月 | ||
1月 | 冬期1群(1/22-27) 午前 冬期1群(1/22-27) 午後 冬期2群(1/29-2/3)午前 冬期2群(1/29-2/3)午後 |
|
2月 | 2月1期(2/3,4,10,11) 土曜は午後・日曜は終日 2月2期(2/17,18,24,25) 土曜は午後・日曜は終日 |
|
通年 | 昼間・土曜(前期・後期) 昼間は1~5時限・土曜は1時限 |
※法政の夏スク2群は午前・午後・夜間で別々の教科が受講可能なので、それぞれに分けています。夜間スクや冬期スクも同様です。特に記載が無い場合は終日(午前2限・午後2限の計4時限)が受講時間です。
改めて見てみると、日大通教のスクーリングの多さはすごいですね。通年の昼間スクも入れると、スクーリングを開講していないのは3月だけかもしれません。それになんといっても日大通教にはスクーリング併用試験(所定の期限までにリポート2通(2単位科目は1通)を提出してからスクーリングを受講し、両方合格すると単位が取得できるという方式)があるので、これをフル活用してスクーリングを受講するとかなりの単位が取れます。(私も何度も活用しました。)
スクーリングの多さとスク併用試験は、途中で勉強に挫折する人を少しでも救済して卒業させようという、日大通教の戦略でしょうか。
その代わり、日大通教の科目修得試験は年間4回しかないのに対し、法政通教の単位習得試験は倍の年間8回あります。法政通教は、通信教育の基本でもあるリポート作成&試験による単位取得を主軸にしているのを感じます。
まあ、よく考えるとスクーリング受講にはお金がかかるんですよね。それに比べてリポート&試験なら切手代と試験会場までの交通費で済むわけだし。スクーリングは多ければ多いほど良いとも、一概には言えないところです。
スクーリングの試験の受験資格
法政でも日大でも、スクーリングの最終日に試験があるのは一緒です(科目によってはリポート試験などの場合もありますが)。
法政通教はスク試験の受験資格が「実授業日数の2分の1以上の出席」と、結構厳格に決められています。そのため、授業では必ず出席カードが配られます(または先生が点呼することもあるでしょう)。
春スクの時は授業用の資料と一緒に出席カードが配られるたので、授業が終わるまでに記入して帰る時に教壇に提出していました。
夏スクの時は事務の人が授業中に出席カードをひとりひとりに配り、授業が終わる前に同じくひとりひとりから回収していました。(結構な手間だなあと思っていましたが)
最終試験の受験資格を確定させるためにも、早めの確認が必要だからなのでしょう。
日大通教は科目ごとに違っていて、先生によっては、授業にまったく出席しなくても試験で合格すれば単位を出しますというパターンもありました。(そういう時は授業を真面目に聞いてないと試験に受からないような問題が出題されたりしますが (^^; )
なので、出席を取らないスクを受講したこともあります。
ただ、そういう先生は稀で、出席日数や授業内の小試験や最終試験の結果などを総合して評価することがほとんどだったと思います。
出欠の確認は、たいていは先生による点呼でした。最終日に限っては、試験の答案用紙の提出が出欠確認の代わりだから点呼は省略という先生も多かったですね。
スクーリングの雰囲気
日大通教は、夏スク以外は市ヶ谷にある通教校舎での授業がほとんどでした。新しくて綺麗な建物ですが、通教生しかいないので大学の雰囲気はあまりなかったです。市ヶ谷校舎ができる前は水道橋の通教校舎でしたが、廻りに学部校舎があっても交流があるわけではないので、同じような感じでしたね。
法政通教は通学生と同じ校舎でのスクーリングなので、しっかり大学生気分が味わえます。春の夜間スクで5限の授業が終わるのを待っている時など、通学生に混じってフリースペースにいると、ああ大学にいるんだなという実感がわきます。せっかく大学生になったのですから、若い彼らからパワーをもらいましょう(笑)。
それでは!