「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」-東京都美術館

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東京都美術館で開催中の「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」を見てきました。
ピーテル・ブリューゲル1世を筆頭に、その子供・孫・ひ孫・孫の婿まで、ブリューゲル一族の画家の作品が集められています。

ピーテル・ブリューゲル1世は昨年に展覧会がありました。

こんにちは、鶴女です。東京都美術館で開催されている「ブリューゲル『バベルの塔』展」にやっと行ってきました。前売り券買ってあるのに、なかなか都合がつかなくてど...

今回の展覧会では、ピーテル・ブリューゲル1世の後の世代が中心となっています。

まずはブリューゲル家の系図をご紹介。(画像は公式サイトからお借りしました)
“ピーテル” や “ヤン” が複数いるのでだんだん分からなくなってくるんですよね。“ヤン・ピーテル” なんて人までいて混乱に拍車をかけます(^^;

そうした私のような人のために、各展示品のキャプションも工夫されていました。これを見れば父か子か孫かひ孫かの区別がつきます。ありがたい!

  

各世代のブリューゲル達

それぞれの世代のブリューゲル達はこんなふうに評されていたそうです。

父・ピーテル・ブリューゲル1世:「ボス2世」「農民の画家」
長男・ピーテル・ブリューゲル2世:「地獄のブリューゲル」
次男・ヤン・ブリューゲル1世:「花のブリューゲル」
孫(次男の息子)・ヤン・ブリューゲル2世:次世代につなげた三代目

ピーテル2世(長男)は、父ピーテル1世の作品を大量にコピーして売り、そしてヤン2世(次男の息子)は父ヤン1世の作品をコピーして売り、ブリューゲルブランドを構築していったのです。(当時は、人気のある絵をコピーして売るのは普通のことだったのです)

ピーテル2世(長男)は薄利多売だったため、あまり裕福とはいえなかったようですが、自分のオリジナルの絵も描いていたヤン1世(次男)は、金持ちの顧客を複数かかえ、本人も家を6件所有するほどに裕福だったとか。

静物画の隆盛

今回は2/18までの期間限定で、2階に展示してある絵画がすべて写真撮影OKという、太っ腹企画もありました。まずは入って手前半分は花の絵を中心とした静物画です。

これはヤン1世とヤン2世の親子共作『机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇』。ヤン1世は花の静物画というジャンルを確立して「花のブリューゲル」と呼ばれたのです。面白いことに、チューリップの縞模様は実はウィルス性の病気によるものですが、当時はそれが分かっておらず、むしろ非常に貴重なものとして珍重されたとか。

ヤン2世『籠と陶器の花瓶に入った花束』

ひ孫アブラハム・ブリューゲルの『果物と東洋風の鳥』

こちらもアブラハム・ブリューゲルの『果物の静物がある風景』

アブラハムはヤン2世の息子です。アントウェルペンで親方になった後イタリアに渡り、ローマやナポリで活躍しました。イタリア風の静物画にフランドルの精密画が融合した作品は人気を博し、シチリア貴族などのパトロンも得たのだそうです。

こちらはヤン・ファン・ケッセル1世の『蝶、カブトムシ、コウモリの習作』

同じく『蝶、コウモリ、カマキリの習作』

ヤン・ファン・ケッセル1世はヤン1世の孫(娘の子供)にあたります。大理石に描いた効果で、その透明感と今にも動き出しそうな精密な描写が見る人をひきつけます。

さて、ヤン1世の花の絵は、現在こちらにも展示してあります。見て損はないですよ~!

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農民たちの踊り

2階の奥半分は、農民たちの日常と祭りを描いた作品。

こちらはピーテル1世が下絵を描いた版画『春』。4点連作のうちの1点で、3月の農村の行事が描かれています。農民達は領主の庭の造園作業を行っています。

ピーテル2世『精霊降臨祭の花嫁』。少女と少年がそれぞれ花嫁・花婿に扮して村の中を行列を作って練り歩いています。

こちらはピーテル1世と同時代の画家、マールテン・ファン・クレーフェによる6点連作の『農民の婚礼』です。従者を引き連れた花婿の行列と花嫁の行列、祝儀の贈呈、婚礼の宴、婚姻の祝福、結婚生活をそれぞれ描いています。

 

 

 

そしてピーテル2世『野外での婚礼の踊り』。デトロイト美術館所蔵のピーテル1世『農民の婚礼の踊り』と同じ場面を描いているといわれています。この<婚礼の祝宴>という主題はネーデルランドで非常に人気があったそうで、ブリューゲル一族の画家達も繰り返し描いています。

全100点以上の作品は見ごたえあります。個人所蔵が多いため、今後この規模の展覧会はなかなか開催が難しいかもしれません。まだ見ていない人は、ぜひ足を運んでみてください!

買ったもの

2回見に行ったので、その都度お買い物して散財してしまいました。

まずはクリアファイル2種とブックマーカー3種、公式図録、そしてオリジナルマグカップ。
最初に行った時はマグカップは迷ったけど買わなかったのですが、2回目に行った時はついつい出来心(?)で買ってしまいました。
 

それでは!

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