「ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」-国立新美術館

シェアする

スポンサーリンク

スポンサーリンク


少々前なのですが、国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか」を見てきました。古代から19世紀にかけてのルーヴルの肖像芸術が一望できる展覧会です。

何かの記念なのか、自らの権力や美貌を作品の中に留めるためなのか、あるいはプロパガンダのひとつとして作成されたのか、いろいろ想像を巡らしても良いですし、衣装やアクセサリーなどを楽しむのも手です。(各作品の画像は買ったポストカードからです)

公式サイト ルーヴル美術館展 肖像芸術 ―人は人をどう表現してきたか

乃木坂駅からの通路では様々な「顔」がお出迎えです。

これも肖像画!?

ジャック=ルイ・ダヴィッドと工房作の『マラーの死』。フランス革命時に急進的党派であるジャコバン派に属していたジャン=ポール・マラーは、湯につかって皮膚病の治療をしているところを、ジロンド派のシャルロット・コルデーに刺殺されました。これは革命の殉教者に仕立て上げられたマラー死に顔なのです。私は自殺なのかと思ってしまいました。手のそばにナイフがあったりするし・・・。

肖像画といえば豪華なドレスと宝石

昔の肖像画といえば貴族や王族が主体なので、その美しいドレスやアクセサリーや髪型を見るのが楽しみです。今回27年ぶりに来日した『美しきナーニ』のドレスも美しいですが、他にも見ごたえあるファッション肖像画(私の造語(^^ゞ)がいくつもありました。

ベラスケス工房の『マリアナ・デ・アスストリアの肖像』。マリアナはスペイン王フェリペ四世の二番目の妻で、フェリペの姪にあたります。最初はフェリペの息子の婚約者であったのの、その婚約者が突然亡くなったため、義父になるはずだったフェリペと結婚することになります。1649年に14歳で結婚したので、この絵は17歳頃のものでしょうか。ムッとした口元と倦怠感あふれる目が、いやがおうにもスペイン宮廷での彼女の存在感を物語っているようです。

そしてこちらはグロの『アングレーム公妃 マリー=テレーズ=シャルロット・ド・フランス』。マリー=テレーズは、フランス革命で断頭台の露と消えた、ルイ16世とマリー・アントワネットの長女です。フランス革命中には塔に幽閉されていましたが、釈放されてオーストリアへ送られ、その後1799年に従兄であるアングレーム公 ルイ・アントワーヌと結婚。この絵は1816年作です。公爵夫人にふさわしい豪華な衣装と宝石類ですが、彼女の流転の人生を考えると、こんなうわべの豪華さよりも、もっと落ち着いた人生が送りたかったのではと思ってしまいます。

再び出会えたアルチンボルド

最後に、再び出会えたアルチンボルド! この見事なカリカチュアも肖像芸術のひとつです。『春』と『秋』が展示されていましたが、これらを見るためだけに展覧会に行って損はありません。

「アルチンボルド展」-国立西洋美術館
こんにちは、鶴女です。国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」に行ってきました。 国立西洋美術館は、建物が「ル・コルビュジエの建築作品」の一つとして2...

画像は連作四季より『春』(過去画像の使いまわしですが)

子供向けの展示では無いけれど以外に子連れ多し

この企画展は子供向けの展示というわけでは無いですが、子ども連れをちらほら見ました(ちなみに私が行ったのは夜間公開)。子どもの背だと絵画はうんと首をのばして下から見上げなくてはいけないですが、大きな彫刻は結構楽しそうに見ていたりも。中にはお父さんに抱っこされて彫刻を見ていた子が、いきなり手をのばして作品にさわろうとして、お父さんがあわてるというハプニングも(^-^;

一方、1/3も見ないうちに完全に飽きてしまい、お母さんが「もう帰る?」と聞いたら「うん!」と元気よく返事してさっさと出口に行ってしまう子も(^^ゞ

総じてみんな行儀よく見ていました。

ロビーにある顔ハメパネル。これであなたもルーヴルの顔の一員!?

それでは!

肖像画つながりでこちらの本をご紹介。京都・神護寺伝来の源頼朝像は本物の頼朝なのだろうか!
この説が美術史の定説になるにはまだ時間がかかりそうですが、いずれはそうなるのでは?
読みごたえありますよ! おすすめです。

ランキングに参加しています!

 にほんブログ村 歴史ブログ 歴女・女性歴史ファンへ
 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ

♪いつもポチっと押して応援していただき、ありがとうございます♪

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告




レクタングル(大)広告




フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告