【東京文化財ウィーク2018】鉄造阿弥陀如来坐像と茂呂遺跡

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今年も「東京文化財ウィーク」を楽しみました。昨年は都心の重要文化財建築を巡るツアーに参加。今年は都内にある仏像と史跡見学に行きました。

昨年の記事はこちらをどうぞ!

東京文化財ウィークで面白そうな催しに参加しました。 NPO法人東京シティガイドクラブが主催している文化財めぐりのうち、「都心の重要文化財建築を見る」というコ...

鉄造阿弥陀如来坐像

行った先は「善明寺」。南武線・武蔵野線の府中本町駅より徒歩5分程のところにあります。

お目当ては、東京文化財ウィークに合わせ、11月3日にだけご開帳される重要文化財の「鉄造阿弥陀如来坐像」とその「胎内仏」。門を入ってすぐ右側にある金佛殿に安置されています。

写真撮影はできませんが、こちらの写真つき説明カードが頂けました。この鉄製の仏像は高さ178センチあり、現存する鉄仏の中では最も大きな坐像です。しかも、その胎内には小さい鉄製の立像がありました。小さな鉄仏は、大きな鉄仏よりも衣などが細かく作られており、大きな鉄仏はこの小さな鉄仏のための鞘仏(さやぼとけ)ではないかとも言われています。

この仏像の左襟に銘文があり、大工(鋳造職人のこと)・藤原助近によって建長5年(1253年)に造仏されていることがわかっています。もともとは武蔵国分寺の西方の鉄谷(くろがねだに)にあったと伝えられており、その後は大国魂神社に安置され、明治の神仏分離令により善明寺に移されて今に至ります。

縞の着物を素敵に着こなしているのはイラストレーターで文筆家の田中ひろみさんです。ご著書の中でこの仏像のことを紹介されており、この日は仏像ガイドとして、いろいろ説明して下さいました。

帯がとても可愛かったので写させていただきました。田中さんのオリジナルデザインで、京都の西陣「田中伝」さんで販売しているそうです。詳しくはこちらをどうぞ

こちらは善明寺の本堂。ご本尊の阿弥陀如来坐像が安置されています。

善明寺に安置される前に「鉄造阿弥陀如来坐像」があった大國魂神社にも寄りました。その起源が人皇第十二代景行天皇41年(西暦111年)にまで遡るという古社で、武蔵国の鎮守でもあります。

境内は七五三で結構な人出でした。こちらの神社内には末社の大鷲神社もあり、関東の三大酉の市として毎年おおいに賑わいます。

茂呂遺跡

この日、もう一か所行ったのは板橋区にある「茂呂遺跡」。旧石器時代の遺跡で、普段は立ち入り禁止ですが、こちらも文化財ウィーク期間中の2日間は案内付きで中を見学できます。
 

遺跡は石神井川沿いにあります。案内してくださった板橋区の職員の方のお話では、この石神井川沿いには点々と古代集落の遺跡があるそうです。ただ、どうしても区をまたいでしまうため連携はイマイチのようです。石神井川沿い遺跡群を見て歩くスタンプラリーとかあれば面白そうですけどね。3遺跡廻ったら特製ピンバッチ、5遺跡で本物の矢じりや土器片をプレゼントとか(^^)

下は1951年に撮影された石神井川から茂呂遺跡を望む写真ですが、茂呂遺跡は川から見て小高い丘のようになっています。こういった場所に集落が造られるのです。

こちらが茂呂遺跡の入口。11月とはいえ結構やぶ蚊もいて、虫よけなども常備されていました。中は斜面もあるので歩きやすい靴で行きましょう。

茂呂遺跡は群馬県岩宿遺跡に続いて日本で2番目に旧石器時代の出土品がみられたという、貴重な遺跡です。またここから出土したナイフ形石器の特徴的な作りから、「茂呂遺跡形石器」と名付けられて、ナイフ型石器の標識型式のひとつとなっています。

なかでも興味深いのは、下の地図のA地点とB地点では遺物が出土した深さがちがうのです。つまり、それらは別々の時代のものかもしれないということです。石器時代を通じてこの周辺は常に何らかの集落があったのかもしれません。

ここがA地点付近。1951年に最初に発掘された場所です。

こちらはB地点で、1980年に発掘されました。発掘現場はその後埋め戻されています。発掘そのものが遺跡を破壊する行為ともいえるため、こうして元の通り埋め戻してできるだけ保存を図るのです。

受付に展示してあった発掘時の写真を写させてもらいました。

そしてこちらは出土品の一部。明治大学博物館にも出土品が展示されているそうです。

東京文化財ウィークの特別公開期間はほとんど過ぎてしまいましたが、通年公開している建物や史跡なども沢山あります。詳しくはこちらのサイトで探すことができます。

それでは!

善明寺でお会いした田中ひろみさんの著書。東京から日帰りで見に行ける仏像を紹介しています。これが結構たくさんあってびっくりです。ぜひ全部制覇しなくては!?

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