【福岡の古墳と史跡(その2)】遠賀川・川島古墳群・浦田駅

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福岡古墳と史跡の旅の2回目です。前回の記事はこちらをどうぞ。

昨年5月に九州の福岡へ行ってきました。もう半年以上前のことなので記事にするのもどうかと思っていたのですが、昨今のひそかな古墳ブーム(?)もあり、もしかしたら...

遠賀川(おんががわ)

寺山古墳から川島古墳公園までは徒歩13~15分位です。すこしでも涼しさを味わいたくて遠賀川沿いを歩いて行きました。この川は、福岡県嘉麻市の馬見山(標高978m)に源を発し、彦山川、犬鳴川などの支流を合わせながら筑豊地方の平野部を流れて福岡県北部の響灘へと注いでいます。(出典 Wikipedia)

下流の川床に立屋敷遺跡があり、そこで弥生式土器が大量に見つかりました。同じ様式の土器が九州~近畿地方を中心とした広い範囲で分布していることがわかっています。見つかった場所にちなみ遠賀川式土器と名付けられ、現在は西日本の前期弥生式土器の総称となっています。

遠賀川流域には数多くの古墳もあります。これから行く川島古墳や、そのあとに訪ねる王塚古墳もまさに遠賀川流域の古墳のひとつです。稲作を行う定住生活には多量の水が不可欠ですからね。

川島古墳のある森が見えます。ちなみに、遠賀川方面から行くと、普通に舗装されている道ですが、結構きつい坂を登ることになるので要注意です。国道200号バイパス側からは比較的ゆるやかな坂道なので、本来はそっちから行くのがオススメです。

川島古墳公園

川島古墳は1988年(昭和63年)に道路改良工事中に見つかりました。1998年(平成10年)には11基あるうちの4基の円墳が整備されて川島古墳公園となりました。ここの古墳の最大の特徴は飯塚市内では唯一の装飾古墳があることです。装飾古墳以外の残りの3基は石室内部を見ることが出来ます。

公園の中に入るとすぐ目につくのが2つの円墳。手前が2号墳、向こう側が1号墳です。

1号墳は直径17m・高さ2.8mの円墳で、6世紀後半ごろに造られました。石室にはほとんど何も残っていなかったようですが、古墳の廻りからは須恵器や鉄器片などが出ています。

墳丘にも登れます。この画像だと草が生えてわかりにくですが、古墳の廻りには馬蹄形の周溝があります。

1号墳の石室への入口。鍵がかかっているので入れませんが、中をのぞくことができます。前室と玄室があり、玄室の奥には石棚があります。7mの横穴式石室です。
 

2号墳は直径16m、高さ2.5mの円墳で、1号墳同様に6世紀後半ごろに造られました。古墳の周囲からは須恵器・耳環・勾玉・切子玉などが出土しています。

2号墳を横から。馬の親子の埴輪がカワイイ。

こちらの石室も柵越しに中を見ることができます。前室と玄室をもつ5.6mの横穴式石室で、花崗岩がつかわれているのが特徴です。
 

1号墳の向こう側にある階段を下ると3号墳がありますが、残念ながらほとんど整備されていないため、何となく古墳かなと分かる程度です。
 

2号墳から反対側を見たところ。屋根付きの休憩所にはベンチやテーブルもありますし、駐車場のそばにはトイレも完備。休憩には丁度良い場所です。私は誰もいないのをいいことに、ベンチに寝っ転がってちょっとお昼寝タイムしてました(^^ゞ

休憩所の先には10号墳があります。6世紀後半に造られた16mの円墳で、内部に4.5mの横穴式石室を持ちます。

石室の天井石や石積みが失われているので、いまでは石室がそのままむき出しになっています。階段を上ると、上から石室が見られます。

階段上から見た石室。

上からのぞき込んでみます。

横からみるとこんな感じ。羨道の無い玄室だけの石室でしょうか。こちらも花崗岩が使われています。

この公園には4基の円墳が整備されているはずなのですが、装飾古墳である11号墳の場所が良く分からなかったです・・・。暑さでいい加減疲れていたのと列車の時間があったので、途中で探すのをあきらめました。後で調べたら、10号墳の前を通りすぎて、さらに先の右手奥のほうらしいです。毎年4月と10月は石室が公開される日があるので、その時期にまた来てみようかな。それまでのお楽しみということで。

これは11号墳に関する案内板。

11号墳の石室内の壁画の画像。

九州国立博物館の装飾古墳データベースにも載っています。

浦田駅とここまでの経路

川島古墳公園から近道して歩くと駅の反対側に着きます。この階段をのぼって踏切を渡ったところに浦田駅があります。(列車が1時間に2~4本程度なので、踏切はほとんど 開いたままです。)

駅舎は少々鄙びた雰囲気を醸し出しているログハウス風の建物ですが、開業は1989年(平成元年)と比較的新しい駅です。無人駅で特にこれといったものはありませんし、周囲にも飲物の自動販売機がかろうじてあるくらいです。でもなぜかほっとする雰囲気のある駅舎です。

googleマップだと、川島古墳公園から浦田駅まで歩いて30分近くかかることになっていますが、実際には下の画像のようにショートカットできます。川島古墳公園から国道200号バイパスに出ると、バイパスの反対側にある「すたみな太郎 飯塚店」と、その隣の「らそうむ内科リハビリテーション」との間に舗装された真っすぐな道路が見えます。この道路を通り抜けると駅まで10分程度で行けます。googleマップのとおりに歩くと、とんでもない遠回りをさせられるので要注意です。(2018年5月時点の情報なので、その後道路状況に変更があるかもしれません。最新状況は各自でご確認ください。)

今回の、新飯塚駅から浦田駅までの散策ルートです。(川島古墳から浦田駅までは遠回りルートになっているので注意!)

この後は浦田駅から筑豊本線で13分の桂川駅に行き、そこから王塚装飾古墳と博物館を見に行きます。本当は新飯塚駅のほうが桂川駅に近いので、浦田駅出発→新飯塚駅着のほうが効率的に廻れるのですが、先に資料館を見てから遺跡を見たかったのであえて遠回りしました。

(その3)に続きます。

福岡の古墳と史跡の旅の3回目です。1回目、2回目の記事はこちらをどうぞ!  王塚装飾古墳実はいちばん見たかったのがこの王塚古墳です。筑豊本線に乗って...

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