「全員巨匠! フィリップス・コレクション展」-三菱一号館美術館

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丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の「フィリップス・コレクション展」を見にいきました。このコレクションを築いたダンカン・フィリップスは、1921年にアメリカで最初の近代美術のコレクションの美術館を開館しました。今回の展覧会はそのフィリップスの高い見識やコレクションの収集の遍歴などが味わえる絶好の機会です。以前に見たビュールレ・コレクションでも感じましたが、優れたコレクターが集めた品々はいつの時代になっても飽きることなく見ていられます。

展示はよくある年代順では無く、フィリップスが購入した順になっており、ある絵を購入するために、手持ちのこの絵を手放したとかキャプションを読むのも楽しいです。フィリップスの気分になって、自分ならどの作品を手放してその代わりに何を買うだろうかと考えるのも一興かも(^^)。

フィリップス・コレクションの今回の展示作品の凄さはこちらのクリアファイルからもわかります。表と裏に名画(彫刻も)がびっしり。これでも一部分だけなのです。

画家のアトリエ2点

名画揃いの中で気になったものはこの2点。まずはアンリ・マティスの「サン=ミッシェル河岸のアトリエ」1916年の作です。「色彩の魔術師」と呼ばれるマティスの作品らしく、暗めの壁に対してソファカバーの赤、窓の外の明るい景色が効いています。

もう1枚、別のアトリエの絵がありました。ラウル・デュフィ「画家のアトリエ」1935年の作です。マティスに感銘を受けたデュフィですが、明度の高い色彩と透明感のある画風はマティスとはまったく違うものです。フランスよりは、いっそニューヨークの雰囲気でしょうか。なんとなくジャズが聞こえてきそうです。

マティスもデュフィもフランスの画家で野獣派(フォーヴィスム)の一員と呼ばれていますが、アトリエひとつ描いてもこんなにも雰囲気が違っています。マティスの部屋は居心地良くしつらえてあり、画家が一日中でもアトリエにこもって絵を描いていそうです。対するデュフィの部屋は好きなものが所せましと置いてあって、くつろぐ部屋というよりはコレクション部屋になっていたりして(^^;  勝手に想像を巡らせて楽しみました。

部屋に飾りたい絵

ロジェ・ド・ラ・フレネ「エンブレム<地球全図>」1913年の作です。フランスに生まれ、キュビズムに加わったフレネは、ピカソやブラックほどには名前は知られていません(私も今回初めて知りました)。面白いことに、「分解が進み過ぎていない」というところがフィリップスに評価されたようです。確かに、キュビズムはよく「分解されすぎ」の絵にお目にかかりますね。ほど良く分解されていて原型が残っているフレネの作品は、私達とキュビズムとの橋渡しをしてくれているのかもしれません。

この絵をぱっと見た時に思ったのは「部屋に飾りたい」です。書斎の壁にはこの絵だけが飾ってあり、出来れば机に座ると絵が見られるというシチュエーションがいいな。現実的にはポストカードで我慢するしかないのですが・・・。

ポストカード

ミュージアム・ショップで販売しているポストカードが実に64種類! 今回の展示品の8割以上を網羅していることになります。私もブログで紹介したり、自分の楽しみ用にとよくポストカードを買いますが、こんなに種類が豊富な展覧会は見たことありません。選ぶのにおおいに迷いました(^^;

このポストカード、売れ行きナンバーワンは? ということで、Takさんのブログ「青い日記帳」ではなんと、集計結果を紹介しています。

フィリップスの審美眼の凄さのわかるこの展覧会、会期も残り1週間! 私が行ったのはだいぶ前なのですが、紹介するのがすっかり遅くなってしまいました。今週は月~金曜日まで毎日21時まで開館してますので、会社帰りなどにぜひどうぞ! 損はしませんよ~。

<おまけ>美術館の入口と東京駅の入口の夜景

どちらもライトアップされて綺麗でした。

それでは!

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