「文字なき文明の名もなき名工たち 古代アンデス研究の新展開」-東京大学駒場博物館

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東京大学駒場博物館で開催中の「文字なき文明の名もなき名工たち 古代アンデス研究の新展開」を見に行きました。東大駒場キャンパスは京王井の頭線の駒場東大前駅の目の前にあります。徒歩0分というのは伊達ではないですね。絶対迷いませんのでご安心を!?

博物館は門を入って右側のほうに歩いていくとあります。入場無料・写真OKです。午後2時頃行った時はガラガラでしたが、1時間くらいしたら結構人が入ってきました。

 

以前に上野の国立科学博物館で開催されていた「古代アンデス文明展」とは規模も全然違いますが、気楽に見られる面白い展示でしたのでご紹介します。

「古代アンデス文明展」の記事はこちらからどうぞ。

少し前ですが、国立科学博物館で「古代アンデス文明展」を見てきました。夜間公開だったせいか入場者は大人がほとんどで、しかも美術の展示会では少ない30~50歳くらい...

笛吹きボトル

容器(たぶん酒器?)でありながら、オカリナとして音を奏でることができる「笛吹きボトル」という土器が紹介されていました。たとえば、これはペルーのビスク文化(BC100~400年)で造られた「カモ像付き橋付きボトル」です。中に液体を入れてゆっくり左右に動かすとピロロロ~と実に複雑な音を鳴らすことが出来ます。

他にもエクアドルのチョレーラ文化(BC1000年~BC100年)で造られた「動物像付き長頚ボトル」も同じように笛吹きボトルです。

地上絵で有名なペルーのナスカ文化(紀元前後~800年)の「人物像付き双胴ボトル」も笛吹きボトルです。

これらの笛吹きボトルの仕組みはというと、孔が一つ開いた球形で空洞の「笛玉」と呼ばれるものが組み込んであり。孔に適切な角度で空気が吹き付けられると音を発するのです。面白いことに、製作地や時代にかかわらずこの仕組みはだいたい同じなのだとか。

手にとって見られるレプリカもありました。

金のアクセサリーと細工物

レプリカですが、美しい金のアクセサリーの展示もありました。こちらはクントゥル・ワシ遺跡のクントゥル・ワシ期(BC800)の「金製横顔ジャガー耳飾り」です。

ほとんど幾何学模様にしか見えませんが、実はこの図解のようにジャガーの横顔や蛇のような図が刻まれているのです。

こちらも金のアクセサリーで「金製蛇目・角目ジャガー鼻飾り」。上の耳飾りと同じ時期同じ場所のものです。ところで、この“鼻飾り”は実は耳飾りよりも大きいのです。鼻からつるして口を覆う形なのですね。コロンビアにも類型が見られるのだそうです。結構重たそうなので鼻が痛くならないかな(^_^;)

そして見事な金細工は「筏に乗る貴人像」で、コロンビアのムイスカ文化(800年~1600年)のものです。

<おまけ>マルセル・デュシャン「大ガラス」

実はこの博物館には20世紀美術に多大な影響を与えたとされるマルセル・デュシャンの作品(正確にはレプリカですが、デュシャンが自分の作品と認めたもの)があるのです。

「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁 さえも」という題名で、通称「大ガラス」と言われています。これは東京バージョンですが、ほかにストックホルム近代美術館とテイト・ギャラリーに同じくレプリカがあります。このでっかいガラスに描かれている絵(?)が何を意味しているのかは、正直さっぱりです。

こんな解説もすぐそばにあるのですが、ますます訳がわからない・・・。そしてわからないからこそ、そこにある何かを「考え」て「解釈」する、それデュシャンの意図したものなのでしょうか。

古代文明の遺物に囲まれた現代アートという、違和感ありありなシュールなシチュエーションでしたが、デュシャンの作品ならこれもありなのかもしれません。

それでは!

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