【早春の熱海箱根の旅(その2)】かんなみ仏の里美術館

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のんびり綴っております)、熱海箱根の旅2回目です(のんびりすぎてごめんなさい (^_^;))。午後から函南にある「かんなみ仏の里美術館」に行ってきました。

午前中に行ったMOA美術館の記事はこちらをどうぞ。

2月の連休を利用して、熱海「MOA美術館」、函南「かんなみ仏の里美術館」、箱根「岡田美術館、元箱根の石仏・石塔群、箱根関所跡を周ってきました。ちょっと雪や雨がち...

この美術館を知ったのは、昨年受講した清泉女子大学ラファエラアカデミア一日講座『伊豆函南・桑原薬師堂の仏像 かんなみ仏の里美術館へのいざない』ででした。講師は運慶・快慶の研究で有名な山本勉教授です。この講義には、かんなみ仏の里美術館の関係者の方々もいらしていて、講義の最後に紹介がありました。というわけで、MOA美術館に行くときは、必ずこの美術館にも行って仏像を見よう! とこのときに決めていたのです。

かんなみ仏の里美術館の目玉は重要文化財の「木造阿弥陀仏如来及両脇侍像」で、この3体は鎌倉時代初期の慶派仏師・実慶の作です。国内で実慶作と判別している仏像は4体だけです。つまり、かんなみ仏の里美術館には実慶作の4体のうち3体の仏像が所蔵されているのです。(ちなみに残りの1体である大日如来像は、同じ伊豆半島にある修禅寺が所蔵しています。毎年11月に公開しているそうなので、こちらもぜひ行かなくては!)

実慶は康慶(慶派の基礎を築いた仏師であり、運慶の父)の弟子であり、康慶亡き後に運慶が慶派を率いると、引き続き慶派仏師としてチーム運慶に加わりました。

かんなみ仏の里美術館

熱海駅からJR東海道本線で1駅の函南(かんなみ)駅。10分弱の距離なのですが、熱海の人混みが嘘のようなひなびた雰囲気です。ここからタクシーで10分ほど、徒歩だと30分くらいの場所に、かんなみ仏の里美術館があります。“函”は箱根のことで、箱根の南というのが名前の由来だそうです。

お天気がいまいちだったのでサクッとタクシーで・・・と思ったのですが、初めての場所は歩いてみたいという欲望(?)に逆らえず、てくてくと歩くことにしました。

風景を楽しんでいたのも束の間、いきなり現れた急勾配な坂道。でもgoogleはこっち行けっていってるし、仕方なく登りはじめましたがもうきついこときついこと・・・。この写真の上のほうはさらに急勾配なのです。この坂道の両側には結構民家がたくさん建っていたのですが、雪が降ったら外に出られないのでは? このあたりは雪は降らないのかな。毎日上り下りしてたら足腰が強くなりそうだけど。

やっと頂上に着くと、ご褒美のような風景がありました。新緑の季節に来たらもっといい眺めでしょうね。でも暖かい季節にあの坂道を登るのはちょっと避けたいかも。

登ったらもちろん降りるのですが、急な坂道は降りるのも大変です(^_^;)

山を越えてやっとたどり着きました。「かんなみ仏の里美術館」です。こちらは外観。2つの建物が通路でつながっています。向かって右が資料展示室で左が仏像展示室になります。資料展示室では所蔵している24体の仏像についての詳細な内容を知ることが出来ます。仏像を見る前にぜひ資料を読んでみてください。とてもわかりやすく展示されています。

受付の方に、山本先生の講義を聴いてぜひ来てみたかったというお話をしたら、館長さんが出ていらして、資料展示室と仏像展示室で所蔵している仏像についての詳細なレクチャーをしてくださいました。館長さんありがとうございました!

かんなみ仏の里美術館

仏像は写真撮影不可なので、かわりにパンフレットでご紹介です。(絵はがきを買い忘れてしまったので・・・)

メインの「木造阿弥陀仏如来及両脇侍像」(重文)は鎌倉時代・承元4年(1210年)以前に造像されたと推定されます。同じ実慶作の修禅寺の「大日如来像」も承元4年作ですが、函南のほうが年代としてはやや先行している可能性があるそうです。下の画像では向かって右側の観音菩薩立像の腕が欠けていますが、なんと別の仏像の腕にくっつけられていたことがわかり、平成30年の保存修理の際に修復されています。

桑原薬師堂

「木造阿弥陀仏如来及両脇侍像」を含む24体の仏像は、その散逸を防ぎ、なおかつ信仰の場として明治30年に桑原薬師堂が建てられて、ずっとそこに安置されていました。下の画像が桑原薬師堂の外観です。美術館から歩いて5分もかからない場所に今でもあります。

2008年に24体の仏像が函南町に寄贈され、現在の施設である「かんなみ仏の里美術館」が設置されました。地元の人たちの長年の保存活動により大切に守られてきた仏像達の、終の棲家ができたわけですね。

熱海に行った時はぜひ足を伸ばしてみてほしい美術館です。

泊まったところのこと

この日は箱根湯本にある温泉宿の別館に泊まりました。温泉街の中のビジネスホテル仕様という珍しい部屋でしたが、狭いのはご愛敬として、バスルームがタバコ臭くて閉口しました。禁煙ルームなのに・・・。3Fは全室禁煙ですが、2Fは半分が喫煙室なので、どうも空調からその臭いが伝わっていたようです(私が泊まったのは2Fです)。これじゃあ禁煙室に泊まった意味が無い!

次回来る時は、小田原駅周辺のホテルにしようと思います。(そっちのほうがお安いし)

早朝の早川。すがすがしくて気持ち良かった♪

このあとは、元箱根の石仏・石塔群の記事に続きます。

運慶×仏像の旅 [ 山本勉 ]
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