「三国志展」ー東京国立博物館

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すっかりのご無沙汰です。ちまちま記事は書いていたのですが、なかなか最後まで書き終わらずにほおっておいたらあっという間に時間が経ってしまいました。。。(すみません、ただのイイワケです)

東博で開催中の「三国志展」に行ってきました。実は・・・私はあんまり三国志に興味ないのです(^_^;) 大学で中国史を専攻している男子大学生の大半が、卒論に三国志を選んでいるらしい、という話を学友から聞いてびっくりした覚えがあります。三国志の時代って中国4000年の歴史から見たらあまりにもわずかな期間ですよね。黄巾の乱(184年)から呉の滅亡(280年)までと考えたって、ほんの100年弱です。卒論がそこに集中するってことは、題材も結構被りそうだけど。

それでも、今回の展覧会はそんな「興味ない」私でも、なかなか興味深く楽しめました。何故かというと、遺跡の発掘成果としてその遺物がたくさん展示されていたのです。洋の東西を問わずに遺跡大好き人間なら間違いなく楽しめます。三国志に興味なくても大丈夫です(笑)

※会場内は撮影可になっています。(映像展示除く)

さて、フライヤーにも登場の「関羽像」。明の時代(15~16世紀)頃の作品です。武神としてなにかと神格化されやすいお人ですが、この像は神格化しない本来の関羽にせまる造形とのこと。なかなかの美関羽ぶりに、撮影者にもモテモテでした。下の画像は向かって左側からですが、右斜め下から見るのがベストアングルだそうです(目が合うんだとか)。私は背景の赤と黒のコントラスを狙ってみました。

「方格規矩鳥文鏡(ほうかくきくちょうもんきょう)」は2~3世紀の後漢~三国時代(魏)のものです。鏡なんて日本でもたくさん出土しているじゃないって思われるかもしれませんが、日本で出土している「三角縁神獣鏡」は実は日本製か中国製かで研究者の意見が分かれているのです。この鏡は銘文や文様が「三角縁神獣鏡」に通ずるところがあるそうで、研究が進めばあるいは日本の鏡の出所が解明できるかもしれません。

曹操高陵(曹操墓)

2008年から2009年にかけて、中国の河南省安陽市で曹操高陵(曹操墓)が発掘されました。東博に作られたこの部屋は、いわば曹操高陵の「実寸立体復元部屋」です。曹操は遺言で葬儀の簡素化を命じました。「遺体を飾ってはならぬ。金銀珍宝も墓に入れてはならぬ」と。曹操高陵は何度も盗掘に合っているので断定には至らないものの、金細工も無く質素な副葬品だけであり、遺言通りの薄葬であったようです。

これは部屋に入って正面から見たところ。奥の人が集まっているところには出土品の「罐(かん)」と呼ばれる器が展示されています。(少ししたのほうに画像があります)

こちらは斜めから見たところ。

図で示すとこんな感じの造りになっています。

こちらは平面図。

罐(かん)は4つの耳をもつこの時代には典型的な容器なのですが、ひとつ異彩を放っている特徴が「白磁」なのです。白磁の誕生は6世紀後半の隋の時代と考えられているため、それよりも何百年も前に作られたこの「白磁」がいったいなんなのか、これからの研究が待たれるところです。

こちらは曹操の墓であると確信するに至った決定打である石牌です。『魏の武王(曹操)愛用の虎をも倒す大戟』と刻まれています。

鼎(てい)は取っ手と3つの足がついた器物です。支配者の徳を表すものとして重んじられてきたのだそうです。同じく曹操高陵から出土しました。くの字形の取っ手とそろばんの玉のような胴部が特徴です。

こちらは呉の有力者の墓から出土した「虎形棺座」です。要するに棺桶を置くための石製の台座です。うずくまる虎だそうですが・・・。

横からみると「虎」というよりは別の生き物? ちょっとキモカワ風の造形が気に入ってます。

これがその呉の有力者の墓の内部です。実に見事な煉瓦積みの壁です。青磁などの質の高い副葬品もあり、呉の豊かさがわかる墓です。

こんな間際の紹介で申し訳ありません。東博での展示は9/16(月)までです。金曜日と土曜日は21時まで開館しています。三国志展は10/1(火)からは九州国立博物館でも開催されます。

それでは!

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